学校法人近畿大学

大学初!従来の荷物一時預かりロッカーの領域を超えた
「次世代スマートロッカー」導入によるメリットとは

インタビュー協力:経営戦略本部企画室 上原様

■導入企業
学校法人近畿大学
東大阪キャンパス

■利用用途
荷物一時預け
物品受け渡し

■効果
学校側:学生サービスの拡充/最先端テクノロジーに触れる機会の創出
学生側:荷物の一時預け・物の受け渡しが可能に/最新テクノロジーに触れられる

スクロールできます
タイプ扉数外寸サイズ(mm)
標準仕様ロッカー6扉幅500×奥行600×高さ1800

西日本一帯に6つのキャンパスを持ち、医学から芸術まで幅広い分野を網羅する近畿大学様。日本の大学として初めてSPACERロッカーを導入いただきました。今回は東大阪キャンパスに設置していただいているSPACERロッカーについて、大学ならではの視点でお話を伺いました。

ロッカー導入を検討した背景について教えてください。

かねてより「ロッカーが欲しい」という要望は学生アンケートを通して複数挙がっていました。
しかし、休み時間や授業の間に荷物を預けられるロッカーは、有料・無料問わず用意できていなかったため、導入を検討し始めました。

数あるロッカーの中で、SPACERロッカーを導入していただいた決め手があればお伺いしたいです。

決め手となったのはスマホ一台で荷物の出し入れから決済まで完結する点と、単に荷物を預けるだけでなく、URLで鍵を共有することにより物の受け渡しができる点です。

当時はキャッシュレス決済を取り入れていく時流があり、近畿大学でもキャッシュレス決済を積極的に導入していこうという動きがありました。
具体的には学生証にクレジット機能を搭載したり、学内の食堂や売店もキャッシュレス決済に対応したり、学園祭の全ての屋台でQRコード決済を導入したり、といった取り組みを行っていました。

そんな中でロッカーの導入を検討した時、キャッシュレス決済に対応しているだけでなく、物理鍵が不要で、URLで鍵を共有することにより物の受け渡しまでできるという点は魅力的でした。

また、学生サービスの拡充を図るとともに、最先端のテクノロジーを体験させることができ、さらには利用する学生から、次世代型ロッカーの多用的な活用アイデアを創出する場を提供できるのではという期待もありました。

ロッカーの開閉・鍵の共有にはSPACERアプリを使用しますSPACERアプリの使い方はこち

次世代ロッカーの利用方法について、アイデアを生み出すことを目的としたイベントを開催するという過去の記事を拝見しました。このイベントではどんなアイデアが出たのでしょうか。記事はこちら(外部サイト)

学生達自身で行っていたので、詳しい内容やどのようなフィードバックがあったのかまでは把握できていないのですが…

謎解き脱出ゲームを行い、正解すると貰えるURLでロッカーの鍵を解錠するとプレゼントが貰えたり、クリスマスプレゼントをロッカーを使用してランダムに交換したり、といったイベントを行なっていました。

ロッカーを導入したことで、利用する学生からはどんな声がありましたか。

本学では2時間まで無料で利用できる設定にしたことが学生に適合し、大きな荷物を預けてから混雑する食堂で昼食を取ったり、90分の授業を受けたりしても、無料利用の時間内に取りに戻ることができるという評価が多かったです。

キャンパス内にロッカーを設置する際、場所選びの決め手となった点があればお伺いしたいです。

現在設置しているアカデミックシアター(図書館兼交流スペース)は、2017年に出来た近畿大学のシンボル的な建物です。
そうした場所に最先端のものを置くということ、そして学生がよく利用するメインの通りから見える場所であることが決め手となりました。

7台のロッカーを一箇所にまとめて設置していますが、
キャンパス内にバラバラに設置するという構想はなかったのでしょうか。

複数キャンパスを所有する中で唯一、東大阪キャンパスは複数の学部が混在しています。
基本的に学生は自分の学部棟で完結し、あとは食堂や図書館を利用するだけなので、それぞれの学部棟の下に設置することが望ましいとは思いますが、まずは試験的に小規模設置でスタートし、全ての扉が埋まるほどの利用が見られれば、お金をかけてでも普及していこうという説得材料になると考えました。

しかし、新型コロナウィルスの影響で2020年からオンライン授業に切り替わり、キャンパスへ訪れる学生も減ってしまったため、残念ながら全ての扉が埋まるほどの利用はされませんでした。
現在は一部の講義を除き対面の授業に戻っているため、今後の利用状況次第での拡充や、新たな活用方法については引き続き検討していきたいと思います。

企業情報
学校名学校法人近畿大学
創立大正14年(1925年)
URLhttps://www.kindai.ac.jp/

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