利用者の好きな時間に、非対面・非接触で処方薬が受取り可能に
写真左：薬局業務部担当兼薬局業部長 取締役 戸羽様／写真右：ひかり薬局 荒井西店長兼務管理薬剤師 菊池様
■導入企業様
株式会社オオノ
ひかり薬局北四番丁
ひかり薬局荒井西
ひかり薬局石巻
■ 利用用途
処方薬受取り用ロッカー
■ 効果
利用者：営業時間外、非対面・非接触で処方薬の受取りが可能／待ち時間の解消
導入者：利用者の利便性向上
| タイプ | 扉数 | 外寸サイズ（mm） |
|---|---|---|
| 冷蔵仕様ロッカー（屋内用） | 4扉 | 幅520×奥行675×高さ1900 |
| 冷蔵仕様ロッカー（屋外用） | 4扉 | 幅500×奥行600×高さ1800 |
東北を拠点に「ひかり薬局」、関東を拠点に「プラザ薬局」を展開し、地域の人々の健康で豊かな暮らしに貢献する株式会社オオノ様。今回は、SPACERのロッカーを導入いただいたひかり薬局様に、導入された背景から導入後の効果、活用状況についてお話を伺いました。
- 薬局外でもお薬の準備状況を確認できる「まちみる」という既存サービスなど、お客様の待ち時間の有効活用に繋がる取り組みを拝見しましたが、そんな中でロッカー導入を検討された背景を教えてください。
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コロナ禍や、2023年1月から運用が開始される処方箋の電子化 に向け、非対面・非接触でお薬の受け渡しサービスを視野に入れていたため、元々ロッカーには興味を持っていました。
- 導入の際は何社か検討されましたか。
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2社検討しました。説明を聞いて、おそらくロッカー自体の基本機能は他のメーカーも同じと考え、2社で留めました。
- 2社検討いただいた中で、SPACERのロッカーを選んだ決め手を教えてください。
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ロッカーという意味では大きな差は出にくいと思いますが、御社を選んだ理由としては
・携帯で開錠等が可能であり、タッチパネル箇所がなく、コロナ対策にも活用可なこと
・タッチパネル（制御端末）がないことにより、同機能でも価格が安いこと
が決め手でした。 - では、SPASERロッカーの導入が決まり、数ある店舗の中でなぜ、これらの店舗（北四番丁・荒井西・石巻）に設置が決まったのでしょうか。
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24時間受渡しを想定しており、24時間＋局内設置で行うとなると店舗改装費が嵩むため、局外設置が絶対条件でした。しかし、動き出した2021年初め時点の東北では事例がなく、許可等の問題点をクリアすることが難しいと考えました。
とはいえロッカーを設置しても、利用者が局内へ入ってくるとなると今までと変わらないため、極力局内に近いエレベータホールに目をつけ、「北四番丁」を選びました。
その後は外部環境の変化もあり、局外設置も可能となったため、「荒井西」から局外設置＋24時間の受け渡しが可能になりました。
また複数診療科ということもあり、来局される患者様の数が多いことも理由の一つです。 - 処方薬の受渡しが24時間可能となった荒井西店では、実際に営業時間外の受け取りの実績はありますか。
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はい。最初は不慣れだったため、営業時間内に取りに来ていただき、無事問題がないことをお客様と確認した後、営業時間外に取りに来ていただくこともありました。
- ロッカーの解錠にはスマホを利用しますが、やはりスマホを使い慣れた年齢層のロッカー利用が多いのでしょうか。
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【北四番丁店】
4.50代の方や、お子様を連れた30代の方の利用が多いです。ご高齢の患者様の場合は、ご家族様が代わりに取りにくる際に活用いただき、その方は毎月リピーターになっています。また皮膚科を受診された方で、飲み薬は先に受け取り、軟膏（塗り薬）はロッカーで受け取るという使い方もされています。これは数種類の混合が必要な軟膏（塗り薬）の場合、飲み薬に比べて準備に時間が掛かるからです。
【荒井西店】
基本的には同様で、30代から50代の方の利用が今のところは多いです。
また小児科でお子様連れも多いため、チラシや口頭でお話をして徐々に広がっているかなという印象です。
ご利用イメージ - ロッカーを導入したことや、ロッカーの利用方法を周知するために行なったことがあれば教えてください。
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・リビング仙台（地方情報誌）への折込チラシ
・店舗でのチラシ配布
・上記チラシからQRコードを活用し、当社ホームページでの照会
・各TV局、新聞社へのプレスリリース配布
・宮城交通バス広告
・店舗での口頭説明
・設置店舗へのウィンドウサイン設置（QRコードを設置し、LINEお友達登録）
・第55回日本薬剤師会学術大会 抄録集への掲載 - 店舗のスタッフや、処方薬受け取りロッカーを利用したお客様からはどんなお声がありましたか。
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【北四番丁店】
利用者：お子様連れのご利用者様からは、待ち時間にお子様が泣いてしまうことが多いため、待ち時間を有効活用できるのは良いという声がありました。
店舗スタッフ：アプリ操作に不安があったが、店舗スタッフ間で使用方法を練習・共有し、実際に患者様へ説明、受取確認できたことで自信につながった。 といった声がありました。【荒井西店】
利用者：内科がメインになるため、お薬を一包化する際にお時間をいただくことが多かったのですが、自分のタイミングで取りに行けるという点でお声をいただくことが多いです。
またご家族様が代わりに取りに来られる事例も多く、かかりつけの患者様の中にも「今後もこのような対応をしたい」といったお声もいただいています。
店舗スタッフ：一人一回以上は一連の流れを経験することで、スタッフの中でのハードルも下がり自信をつけられている印象です。
| 企業情報 | |
| 社名 | 株式会社オオノ |
| 事業内容 | 薬局の経営（ひかり薬局・プラザ薬局） 医薬品の製造および販売 医療用機械器具および衛生材料の販売 居宅介護支援事業 化粧品の販売 |
| 設立 | 昭和52年2月 |
| URL | https://www.hikari-pharmacy.co.jp/ |